おもちゃの収納術|子供が自分で片付けたくなる仕組みの作り方
たけさん、おもちゃがどんどん増えて収納が追いつかないんですけど、何かいい方法ありますか?
うちもそれで散々悩んで、収納グッズを買い漁った時期もあったよ。でも結局、グッズを増やすより「子供が自分で戻せる仕組み」を作るのが一番だったんだ。
自分で戻せる仕組み?具体的にどういうことですか?
合言葉は「ワンアクション」と「子供目線」。うちはこれで劇的に変わったから、具体的なやり方を紹介していくね。
おもちゃ収納で悩んでいた頃の私は、完全に方向性を間違えていました。おしゃれな収納ケースを買い、細かく仕切り、大人目線で「美しい収納」を作っては、3日で崩壊する。その繰り返しでした。
転機になったのは、「片付けの主役は子供だ」と発想を変えたことです。子供が自分で出せて、自分で戻せる仕組みでなければ、どんなに立派な収納グッズも意味がありません。この記事では、2人の子供と試行錯誤してたどり着いた、子供が自分で片付けられるおもちゃ収納のコツを紹介します。
収納の3原則
子供の目線と手の届く高さに置く
大人の腰の高さは、子供にとっては頭より上ということがよくあります。うちでは収納の定位置をすべて子供の胸から下の高さに変えました。モンテッソーリ教育の幼児施設でも、子供が自分で教具を選んで自分で戻せるように、低いオープン棚に物を並べるのが基本とされています。「自分でできる」環境こそが、自立への近道という考え方です。
実際、高い場所の収納をやめただけで、「取って〜」「戻して〜」と親を呼ぶ回数が激減しました。親の手間が減るという意味でも効果は大きかったです。
ワンアクションで出し入れできる
フタを開けて、引き出しを引いて、中の仕切りに合わせて入れる。この「3アクション収納」は大人でも続きません。理想は、放り込むだけ・置くだけの「ワンアクション」です。
うちではブロック類をフタなしの大きなボックスに変えたところ、当時4歳だった下の子が自分で片付けるようになりました。フタを外す、それだけの違いです。片付けられない原因の多くは子供ではなく仕組みにある、というのは子供が片付けられない理由でも書いたとおりです。
分類は「ざっくり」でいい
ミニカーは車種別、ブロックは色別……と細かく分けたくなりますが、分類が細かいほど片付けのハードルは上がります。子供の発達段階では「乗り物」「ブロック」「ぬいぐるみ」くらいのざっくり分類で十分です。分類の細かさは、子供の成長に合わせて後から増やせばOKです。
カテゴリ別のおすすめ収納法
うちで実際にうまくいった収納方法を、おもちゃの種類別にまとめました。
| おもちゃの種類 | 収納方法 | ポイント |
|---|---|---|
| ブロック・積み木 | フタなしの大型ボックス | ポイポイ放り込むだけにする |
| ミニカー・フィギュア | 浅いカゴや仕切りトレー | 「並べる楽しさ」で戻したくなる |
| ぬいぐるみ | 大きめのカゴ・バスケット | 「おうちに帰す」と声かけしやすい |
| パズル・ボードゲーム | 棚に立てて収納 | 箱が潰れないよう縦置きに |
| お絵かき道具 | 持ち手付きケース | リビングへ持ち運べるように |
ポイントは、おもちゃの「使われ方」に合わせることです。ミニカーが好きな上の子は、放り込む収納より「見せる収納」のほうが喜んで戻していました。並べること自体が遊びの続きになるからです。
ラベリングで定位置を見える化する
定位置を決めても、子供がそれを覚えていなければ意味がありません。そこで効くのがラベリングです。
文字が読めない子には写真ラベル
まだ字が読めない年齢なら、中身のおもちゃを撮った写真をボックスに貼るのがおすすめです。うちでは下の子が2歳の頃に写真ラベルを導入したら、「同じものを同じ場所へ」というマッチング遊びの感覚で戻せるようになりました。モンテッソーリで言われる、物の場所が決まっていることに安心する「秩序の敏感期」の性質とも相性がいい方法だと感じています。
読める子には自分でラベルを書かせる
ひらがなが読めるようになったら、ラベルを子供自身に書いてもらうのが効果的でした。自分で書いたラベルには愛着が湧くようで、「これは僕が決めた場所」という当事者意識が生まれます。
おもちゃの量を管理する
どんなに良い収納を作っても、量が収納を超えたら破綻します。アメリカのトレド大学の研究では、おもちゃが16個ある環境より4個だけの環境のほうが、幼児は1つのおもちゃで長く集中して遊び、遊び方も創造的だったと報告されています。おもちゃを絞ることは、片付けやすさだけでなく遊びの質にもプラスなのです。
うちでは「収納ボックスに入る分だけ」を上限にして、あふれたら見直すルールにしています。減らし方のコツはおもちゃの断捨離のコツで、リビングに置く場合の工夫はリビングのおもちゃ収納で詳しく紹介しています。
まとめ
おもちゃ収納の答えは、高価な収納グッズではなく「子供が自分で戻せる仕組み」にあります。子供目線の高さ、ワンアクション、ざっくり分類、写真ラベル、そして量の管理。この5つを押さえるだけで、片付けの景色は大きく変わります。
部屋全体のレイアウトを見直したい方は子供部屋の整理整頓もあわせてどうぞ。まずはボックス1つのフタを外すところから始めてみてください。
収納グッズを増やす前に、仕組みを見直すことが大事なんですね!フタを外すだけなら今日からできそうです。
そうそう、お金をかけなくてもできることばかりだからね。子供が「自分でできた!」って顔をしたら、その仕組みは正解だよ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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