子供の片付けを習慣化する方法|毎日続く簡単ルーティンの作り方
たけさん、片付けをやってくれても次の日にはまた散らかっちゃうんですよね。習慣にするにはどうしたらいいですか?
それ、うちも最初はそうだったよ。でも毎日の生活の流れに片付けを組み込んだら、声かけしなくても動くようになったんだ。
えっ、声かけなしで?どうやったんですか?
コツは「いつやるか」を固定することと、5分で終わる量にすること。習慣化の研究の話も交えながら詳しく解説していくね。
「片付けて」と言えばやる。でも言わなければやらない。わが家も長いことこの状態でした。毎日指示を出すのは親も疲れますし、言われて動くだけでは子供の力にもなりません。
いろいろ試してわかったのは、片付けを「イベント」ではなく「生活の流れの一部」にしてしまうのが一番だということです。歯磨きを嫌がる子でも、毎日やるうちに「やらないと気持ち悪い」状態になりますよね。片付けも同じ道筋で習慣にできます。この記事では、わが家で実際に定着したルーティンと、続けるためのコツを紹介します。
習慣化の3つの原則
タイミングを固定する
習慣化の一番のコツは、「気が向いたら」ではなく「いつやるか」を決めてしまうことです。しかも時刻ではなく、「夕食の前」「お風呂の前」のように、すでに毎日やっている行動とセットにするのがポイントです。既存の習慣が引き金になるので、忘れにくく、声かけも「ご飯できたよ」だけで済みます。
ちなみにロンドン大学の研究では、新しい行動が習慣として定着するまでに平均で約66日かかったと報告されています。個人差も大きく、簡単な行動ほど早く定着する傾向があったそうです。つまり2〜3か月は「できたりできなかったり」が普通で、1週間で身につかなくても焦る必要はまったくないということです。私はこれを知って、かなり気がラクになりました。
5分で終わる量にする
毎日続けるためには、1回の片付けが「短くて軽い」ことが必須です。うちの目安は5分以内。5分で終わらないなら、それは習慣の問題ではなく物が多すぎるサインなので、まず量を減らします。減らし方はおもちゃの断捨離のコツを参考にしてください。
そもそも収納の仕組みが複雑だと5分では終わりません。ワンアクションで戻せる仕組みづくりはおもちゃの収納術で解説しています。
完璧を求めない
習慣化の敵は「例外の日」ではなく、例外の日に自分や子供を責めることです。旅行や体調不良で途切れても、翌日また再開すればリセットにはなりません。研究でも、1日抜けた程度では習慣形成に大きな影響はなかったとされています。「昨日できなかったから今日から仕切り直し」くらいの気軽さで続けましょう。
わが家の1日のルーティン
実際にわが家で回っている片付けルーティンを表にまとめました。合計しても1日10分程度です。
| タイミング | やること | 所要時間 |
|---|---|---|
| 朝起きたら | 布団を整える、パジャマをカゴへ | 1分 |
| 帰宅したら | カバンを定位置へ、プリントを出す | 2分 |
| 夕食の前 | リビングのおもちゃを戻す | 5分 |
| 寝る前 | 自分の部屋を軽くリセット、明日の準備 | 3分 |
この中で一番効果が大きかったのは「夕食前の5分」です。お腹が空いている子供たちは早くご飯を食べたいので、驚くほど素早く動きます。「片付いたら食べようね」ではなく「ご飯の前はお片付けタイム」と流れとして定着させたのがポイントでした。
帰宅後のカバンとプリントの流れについては、学用品の整理術で仕組みを詳しく紹介しています。
続けるための工夫
タイマーと音楽で「区切り」を作る
「5分だけ」とタイマーをセットすると、終わりが見えるので子供が取りかかりやすくなります。うちではお気に入りの曲を1曲かけて「曲が終わるまでに戻そう」という方式が一番盛り上がりました。遊び感覚にする工夫は片付けを楽しくする方法でたっぷり紹介しています。
できたことを見える化する
カレンダーにシールを貼る、チェック表に丸をつけるなど、続いていることが目に見えると子供のモチベーションになります。うちの下の子はシールが10個たまるたびに得意げに数えていました。
ただし、ご褒美でつり続けるのは注意が必要です。心理学の自己決定理論では、外的な報酬に頼りすぎると「自分からやりたい」という内発的なやる気を弱めることがあると指摘されています。シールやご褒美はあくまで入口にして、「部屋がきれいだと気持ちいいね」という感覚そのものに少しずつバトンタッチしていくのが理想です。
声かけは「指示」より「感謝と実況」
「片付けなさい」という指示より、「ブロックが全部おうちに帰ったね」「きれいにしてくれてありがとう、助かったよ」という実況と感謝のほうが、子供は次も動きたくなります。褒めるときは結果だけでなく、「最後までやりきったね」と過程を認めるのが効果的でした。声かけの考え方は片付けの教育でも掘り下げています。
続かないときのチェックポイント
ルーティンが崩れたときは、子供を責める前に仕組みを疑います。量が増えすぎていないか、収納が使いにくくなっていないか、ルーティンの時間帯が生活の変化と合わなくなっていないか。うちでは進級して帰宅時間が変わったときに夕方の流れが崩れ、タイミングを組み直したことがあります。習慣は一度作って終わりではなく、生活に合わせてメンテナンスするものだと考えています。
まとめ
片付けの習慣化に必要なのは、根性でも厳しいしつけでもなく、「既存の生活行動とセットにする」「5分で終わる量にする」「途切れても再開する」という3つの原則です。定着まで2〜3か月かかるのが普通なので、焦らずに続けてください。
親の声かけが減って、子供が当たり前のように動くようになったときの感動は、なかなかのものです。まずは夕食前の5分から始めてみてください。
習慣になるまで平均66日って聞いて、逆に安心しました。1週間でできなくて当然なんですね。
そうそう、長期戦だとわかっていれば焦らないからね。夕食前の5分、今日からぜひ試してみて!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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